なっちゃんの病気。最終 

 

その6の続きです。





いよいよ歩けなくなってしまい寝たきり状態になってしまったけど
後ろ足を触ると痛みなどの神経はまだ生きているらしく少し安心。


そして腹水も胸水も溜まっていなかったので
あと2、3日とはどうしても思えず
そんなこと考えるくらいなら
なっちゃんが快適に過ごせる方法を考えようってことで
まずはオピッコもウンチも垂れ流し状態だったので
こまめにお世話できるように2階のフェレ部屋から
1階のリビングに移動。


いつも使っていたベッドの淵のわずかな段差さえも
超えられなくなっていたので
すぐに撤去して電気毛布の上にペットシートを敷き詰め
その上から西松屋で大量購入した赤ちゃん用の肌着と
毛布を敷いてあげた。



肌着は吸収性もよく
お肌にも優しいのでオピッコの酸性でかぶれたりするのを防ぐために。



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そして私の寝る場所もリビングに変更したけど
とにかく食事を食べてくれんとどうしようもない・・・

だけどあそこには行きたくない・・・



そう思ってダメ元でラン君が通っている近所の先生に
事情を話し、フェレットに点滴してくださいと頼むと
なんと家まで来てくれてやってくれました。


その先生は往診もされているんですが
フェレットは診れへんわ。ごめんなぁ。って
最初に言われていたので
本当にダメ元だったんですがすごく助かりました。



そしてもって2、3日の日は過ぎて
歩けはしないけど匍匐前進で行動するように。

オピッコとウンチは垂れ流し状態が続いていたので
夜中は3時間おきに起きて
しいてある肌着とシートを交換。

ウンチまみれなら半身浴をしてかぶれ止めを塗る。


なっちゃんが活動するときは
常にお尻を肌着で押さえて一緒に匍匐前進。




大変かなと思いきや
意外にも私はこの生活も楽しくて
この子の生命力にすべて任せようと思い
病気をする前よりも大きく、力強く、そして一番かわいく見えました。


介護する前に亡くなってしまう子もたくさんいるんだから
私は幸せだし、なっちゃんは本当に親孝行やなと。



そのころから車いすを作ってあげようとかっちゃんと話していて
試行錯誤して何度も作り直し完成したのは寝たきり状態になってから3週間後。

車いすを作り始めて2週間後でした。



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↑軽量化を目指し、ペットボトルで作った車いす。




だけどそのころには
なっちゃんはゆっくりと確実に悪くなっていて
車いすを使うどころか
免疫サポートを飲むのも嫌がり
お口が口内炎だらけで口臭がかなりありました。


肺も圧迫されていたんだと思いますが
呼吸をするのに体全体を使ってふううううー。はああああー。
って感じでかなり辛そうでした。



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ガリガリに痩せて、だけど異常に目立つパンパンのお腹。


点滴に来てくれた先生に口内炎が酷くて
食べれないみたいですと言い炎症止めを注射してもらう。


呼吸はレンタル酸素室を紹介して頂き
その日に来て下さいましたが
残念ながら酸素室の中は電気毛布を入れても寒かったらしく
ブルブル震えだしたので
大慌てで酸素マスクタイプに変えましたが
酸素マスクは出てくる酸素の濃度が高いらしく(調節出来なかったです。)
口内が乾燥して余計に口内炎が痛むみたいでした。



なっちゃんはすごく嫌がってしまったので止める。



夜中、心配で何度も息を確認する。



DSC_0781.jpg




そして寝たきりになってから1カ月とちょっと。


東京の方では桜の開花宣言がされていたころ。




お水も飲めなくなり一切動けないなっちゃんの目の前で
私はなっちゃんの通院履歴をまとめていた。


この状態が2日続いていて
ウンチはもう出ず、少し出ても真っ黒の下痢。

腸が働いていない証拠でした。



本当に点滴だけで生きていました。



いや、もしかしたら私が
無理矢理生かしていたのかもしれません。






その日は日曜日でかっちゃんもリビングにいて
私は敷いてある肌着が汚れていないか確認をして
頭をそっと撫でました。


なんだか更に小さくなってしまったような小さな頭。



かわいくて愛しくて、ずっとそばにいようと思った。



そしてまたノートをまとめて3分くらいして顔を上げて
なっちゃんを見るともう息をしていませんでした。






ビックリするくらい静かで、気付かなかったんです。




なんだよそれ、教えてほしかったよって泣きながら言うと

「お前に心配かけたくなかったんやろ。
ナツは世界一お前思いやんけ。」



そうかっちゃんに言われました。













こうしてなっちゃんは旅立っていきました。

癌と戦い11カ月目でした。




DSC_0759.jpg






ここからは完璧に私のひとりよがりの意見になりますが
なっちゃんみたいに全くの症状がなくても
こんなややこしい病気が隠れている可能性があるということです。




フェレットは本当にお金がかかりますし
人のインフルエンザや風邪もうつるのでえらいこっちゃやと思います。


でも健康診断で早期発見だと医療費もまだマシじゃないかなと。




うちは先代フェレやレイちゃんなっちゃんで
点滴と注射で毎日通院していた頃は無保険だったので1匹3000円で月9万円に
+血液検査やエコー検査の費用と
高速代とガソリン代で15万以上飛ぶ月が半年続いたりしました。


それが2匹だと医療費だけで月20万でもうお金降ろしまくって通院しました。

かっちゃんと
「毎日納豆だけで生活するか。」
なんて話したりするくらいすごい勢いで飛んでいきました。

手術が重なった月には更に倍のお金がかかりますし
本当に小動物だからと言って舐めたらいかんなと。


ペットショップに行くと
フェレットは鳴かないし飼いやすいと書いてあるのを
よく見ますが、お金がすごくかかることをもっと知ってほしいし
書いてほしいのです。

そんなん書いたら売れなくなるんでしょうが
後々捨てられる子が増えている現実をどう思っているんだろうと
いつも疑問に思います。


病気したから手放す人を
犬でも猫でもフェレットでもどの動物でも
以前の仕事の関係で何人か出会ってきましたが
何故病気した時のことまで考えてくれないんだと
何度も訴えてきました。


うちの先代フェレも病気して捨てられた子です。

ラン君もそうです。


お金はかかるけど
病気の子は飼い主にしかわからない
それ以上のかわいさがあると思うんです。



もっと動物に優しい世の中になりますように・・・






心から願います。





ではでは、なっちゃんのお話はこれで終了です。


もし同じ病気になってしまった方
参考にならんかもですがすみませんm(__)m


他の病気で闘病中のフェレオーナーさん
全力で応援しています。




長い長いなっちゃんのお話
読んで下さりありがとうございました。





























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なっちゃんの病気。その6 

 

その5の続きです。




そのままなっちゃんの調子が上向きの時に神戸に引っ越し。

実は神戸に転勤になる話を聞いたときに
真っ先に獣医さんを探さなきゃ!!と思いました。


長年お世話になった病院よりも
自分が信頼して通える病院はあるのだろうか・・・。


それが一番不安でした。


幸いネコズは今住んでいる家の近所に
評判のいい先生がいると聞き
そこに決まりましたが
フェレットは診れる病院が少ないので
必死に探しなんとか決定。


なっちゃんのお腹はパンパンでいつ癌が破裂してもおかしくなく
車の揺れでも危険と言われていたので
破裂しないように小さなベッドに毛布を分厚く乗せ
その中にウォータージェルを仕込み
抱っこして移動しました。


途中何度もゴリ噛みされましたが
無事落とさず神戸到着。



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体調も悪化せずに
新生活に慣れてきたかなという頃に
新しい病院に連れていき検査してもらった所
BUNが38で正常値になっていました。



嬉しくて嬉しくて何度もよかったねよかったねと
話しながら帰宅。



この頃には癌がまた進行し始めていて
なっちゃんの顔以上の大きさになっていたために
お腹が重くてしょっちゅうペタンとなっていたんですが
それでもしょっちゅうメンコとゴロゴロ転がって遊んでいました。


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ほんとどんだけ成長すんねん。って突っ込みたかったし
癌が憎くて憎くてしょうがなかったです・・・。




そして前回の通院から9日後の朝。




またしても元気がなく食欲もない状態に。



だけど今までとひとつ違うことがあり
なっちゃんの後ろ脚は完璧に機能しなくなっていました。






下半身不随・・・いよいよきたか・・・。



癌が神経に触れて麻痺していることはわかっていたので
ショックながらも即病院へ。

この日はたまたま土曜日でかっちゃんがお休みだったため
かっちゃんも一緒に。


先生に診て頂くと

「まぁ、想定の範囲内でしょ。もって2、3日かな。
よく頑張ったよね。もういいでしょ。飼い主さんも疲れたでしょ?
一応点滴しとくね。
なんかしてほしいでしょ?
最後はかなり苦しむと思うから
苦しみだしたらまた連れてきてね。」

と言われる。



おいなんだそれって私が言う前にかっちゃんが

「・・・ちょっとこっちの気持ちを考えて
発言してくれないですかね。なんなんですかそれ。」

とキレそうになったので
とりあえず点滴してくださいと頼み
ここには二度とこないと決めて帰宅。






末期医療。







それはとても風当りがキツイんだなと感じました。





最終に続きます。











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なっちゃんの病気。その5 

 

その4の続きです。




病院に着き先生に
「今朝からこんな調子で食欲もない。
腹水が少し溜まっている気がします。」と伝えると
即検査。


エコーで診て頂くと
やはり腹水が少し溜まっていて
血圧も下がっていました。

そして、ここにきて初めて血液検査の腎臓の項目で引っかかりました。



BUN(尿素窒素)が基準値11~42に対して46。

Cre(クレアチニン)が基準値0.5~1.3に対して0.7。
(これは基準値ですがこれから上がる可能性があると言われました。)


対処療法として点滴と
腹水を抜くために利尿剤の注射を打ってもらい帰宅。

腹水は針点して抜くほど溜まっていなかったし
その行為がかなりの負担になるためひとまず利尿剤です。



その夜も次の日も様子は変わらずまた通院。

腹水は抜けてはいなかったけれど
悪かったら半日くらいで針点して抜くほど溜まってしまうので
増えていなかったことに安心しました。


この日の夜から免疫サポートを少し飲み始めて
ホッとしたのを覚えています。


その後3日ほど毎日通い、点滴と利尿剤を入れてもらい
なんとか腹水も抜け何事もなかったかのように
元気ななっちゃんに復活。


そして1週間後、かなり大きくなっていた癌の進行が止まりました。

ですが、カリカリご飯は一切食べなくなっていたため
毎日3回免疫サポートとサプリの食事のみでした。


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↑その頃のなっちゃん。
写真ではわかりませんが
素人でもハッキリわかるくらいお腹が癌でパンパンでした。





そして去年の大みそか。


夕方くらいにまたしても目がうつろになり
グッタリしだして食欲もなくなったので
高速ぶっ飛ばして病院へ。


少しよくなっていたBUNが65と更に上昇。
そしてまた腹水が。



前と同じで点滴と利尿剤を打って頂き
お正月なんて関係なく毎日通院。


2日の時点でだいぶ元気を取り戻し
腹水も抜け、免疫サポートも3食完食!



正直、今回はもう無理かもしれん・・・とも思いましたが
私には眩しいくらいの頑張りで本当に本当に嬉しかったです。




P1000233.jpg
↑復活後のなっちゃん。




ですが、止まっていた癌はまた成長し始めていて
ついにエコーで映りきらないくらいに成長。

いろんな臓器に癒着しているらしく
癌がかなり胃を押しているので
なぜご飯を食べれているのかわからないレベルと言われました。



ショックでしたが
この辺りになると明日のことは考えず、ただ今。



今日しか見ていなかったと思います。





明日どうなるかなんてきっとなっちゃんですらわからんのだから
考えてもしょうがない。


明日ご飯が食べれなくなるかも・・・なんて
考えるくらいだったら
今日もご飯食べれてやったね!!って感じで
なっちゃんの大切な時間、出来るだけ前向きに向き合いたかったんです。




その6に続きます。









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なっちゃんの病気。その4 

 

その3の続きです。






先生もビックリなくらい成長していた癌。



てのひらのような形で、臓器を巻き込む寸前でした。


まさかたった1週間で・・・とショックでしたが
幸いにも転移はないらしく、それならばと先生のスケジュールで
一番早い5日後に再手術してもらうことに。



5日でどんだけ成長するのか正直わからないし
もしかしたら全部は取り切れないかもしれないと言われましたが
このままの進行速度で行くともってあと2カ月くらい。



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イチかバチか、どの選択が最善なのか
なにもわからなかったけど
先生が助けるから。と言ってくれたので
かっちゃんと決めたことだし先生を信じてお願いしました。





5日後。


また午前中になっちゃんを預け
無事終わったよとの連絡を受けて面会に。



P1000187.jpg


少しだけ開けて頂いたICUの扉。

麻酔がまだ残っていたらしく上のような表情でしたが
手を握り

「なっちゃん、おつかれさま。会いに来たよ。本当に頑張ってくれてありがとね。」

そう声を掛けると、こっちを向き小さく手を動かしてくれました。




今回も心配していた合併症はなく
順調に回復してくれて本当に嬉しかったです。




そして、10日後に病理に出していた結果が出て
期待とは裏腹に
またしても皮膜への浸潤が認められるとのことでした・・・。





癌ってなんてしつこいんやろう・・・。


あんなに頑張ってくれたのになんでなんだ・・・。



そればかり思い、次再発しても手術はやめようと決めました。



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そしてわずか1カ月後。



またしても同じ個所への再発が認められました・・・。





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なんでなっちゃんなん・・・?
こんなんあんまりやん。






正直そう思いました。




どうやって今後この癌と付き合っていけばいいのか。
進行速度は今回どのくらいなのか。


先生に伺うと、申し訳なさそうに
ここまでの再発はマレだから
この先はわからないとのこと。



本来なら絶望的な言葉なのかも知れませんが
私にはそれが希望に思えました。




ならばまだまだこの癌と付き合ってやる。

癌がしつこいなら私もしつこく付き合ってやる。


戦うのはなっちゃん。


ならば、サポートするのは私やろと。



悲しいかな、この時点で癌の完治は諦めました。

悔しくてしょうがなかったけど、次なる目標は癌との共存。



私は寿命と病死は違うと思うので
癌との共存で寿命まで生きてもらおうと。





この時点でもやっぱりなっちゃんは超元気で
本当にそれが救いでした。






ですが、再発からわずか5日後の朝。


いつものようにフェレ部屋を開けおはよーって入ると
(うちはフェレットはフェレ部屋で放し飼いで、人がいないとき&夜だけフェレ部屋に
帰ってもらう感じでした。)


なっちゃんの様子がおかしい。


なんとなくですが、ボーっとしているような・・・
動きが遅い気がする・・・






一番は癌の破裂が怖かったので、病院に行く準備をして
その前になっちゃんを膝に置き
仰向けで寝転がらせてそっとお腹を触ると
破裂じゃなく腹水が溜まっているような感じ。

グッと押さないよう撫でるように再度確認するも
やっぱり腹水だと思ったので
大慌てで病院へ。




その5に続きます。

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なっちゃんの病気。その3 

 

その2の続きです。




退院してからも毎日通院は変わらず
これまたレイちゃんとセットで通っていました。

傷もキレイに治って腹巻生活の終了と共に抜糸。


そして、病理の結果も出ました。


先生の予想通り、病名は

【副腎皮質癌】

で、一番願っていた皮膜の外への浸潤は
残念ながら認められるとのことでした。


皮質癌の中でも悪性度がかなり高い癌だったらしく
抗がん剤は効かない&なっちゃんの体質的に無理。
(過去に経験済みだったので。)


浸潤が認められるということは
もはや転移している可能性もある。

再発の可能性だってある。



頭を鈍器で殴られたような感覚で
なっちゃんがいなくなってしまうという恐怖に陥りました。


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ですが、今の所はとりあえず目に見える転移も再発もないので
免疫を高めて転移や再発を防ぐサプリ、リンパクトを処方して頂き帰宅。


↑これです。







帰って徹底的に副腎皮質癌について調べましたが
まずフェレットに多い副腎腫瘍は良性で全くベツモノなので
リュープリンは効かないし打つ必要性がないこと。

そして、なっちゃんみたいに脱毛などの症状が
一切ないのも皮質癌の特徴らしいです。



どのくらい生きれるかなどの情報は
バラバラでどれが正しいのかわからない。


だけど、悪性度が高いほど当然ながら予後は不良。







予後不良という言葉が何度も過りましたが
なっちゃんは幸いにも元気いっぱいだったので
こんくそー!予後良好にしたるー!!って気でいました。


そして、月2回の定期検査もクリアしていて
もしかしたらこのまま転移も再発もないんじゃ・・・
なんて思っていた術後5か月目。



エコーで右副腎切除部位の周辺に怪しい影が見つかりました。

それがはたして再発なのか・・・
それともただの炎症なのか・・・


その日はハッキリわからなかったので
また1週間後受診。


炎症であってくれと願うも虚しく
腫瘤が確認でき再発。


この時も見た目や食欲には一切変化がなく
いつも通り元気でした。



P1000216.jpg


今回の再発は家の柱のように新しくどんどん癌が増えていく可能性があり
それが以前のように他の臓器に癒着する可能性があると。


だけど今の所はまだ癒着していないし
前回より進行具合は遅かったので
ひとまず抗生剤のアモキシリンとステロイドで
来週まで様子を見ることに。


このお薬で進行が止まるならリスク抱えて切らなくても
上手に癌と付き合えるからとお聞きして
効いてくれ効いてくれと願いながら毎日飲ませました。


かっちゃんとも相談して
進行するようならまた高リスクやけど
先生を信じて手術してもらおうと話がまとまり翌週。














腫瘍は先生の想像を超えるくらい大きくなっていました。


その4に続きます。



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